排外主義と闘うドイツ ー なぜ右翼ポピュリスト政党が台頭したのかなぜ右翼ポピュリスト政党が台頭したのか

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総人口の4人に1人が「移民系市民」の移民大国ドイツ。ドイツ政府は少子高齢化にともなう労働力不足に対処するために、毎年合法的な移民40万人の受け入れを目指している。右翼ポピュリスト政党・AfDですら、高技能・高学歴移民に対しては積極的に受け入れる政策を掲げている。第二次世界大戦後のめざましい経済復興を果たした日本とドイツはいま、少子高齢化・格差拡大・低成長などの問題を抱えた“黄昏国家"となり、国粋主義が強まっている。

日本でも「移民」や「インバウンド」に対する忌避感を背景に排外主義が強まり、右派ポピュリスト政党が国会の議席を得た。
日本の右派ポピュリスト政党は、今のところドイツの右翼ポピュリスト政党ほど影響力を拡大してはいない。だが何が、ドイツの右翼ポピュリスト政党を躍進させたのかを知ることは、日本のさらなる右傾化に対抗するための処方箋になるかもしれない。ドイツの右翼ポピュリズムについて学ぶことは、我々にとって一つのコンパス(羅針盤)になる。

2つの国で同時進行する右傾化の流れを視座において、在独36年のジャーナリストがドイツの政治・社会の変容とその背景を分析する。

なぜドイツで右翼政党の人気が高まっているのか。第二次世界大戦後、ナチス・ドイツの加害責任と向き合い、難民・移民の受け入れに寛容だったドイツで異変が起きている。「過去との対決」を否定し排外主義を掲げる右翼ポピュリスト政党「ドイツのための選択肢(AfD)」が躍進しているのだ。伝統的政党が弱体化する中、難民・移民を標的として、元々ネオナチ用語だった「再移住」を公言するAfDが台頭してきた深層に迫る。

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