世界怪奇実話傑作選 ー 中公文庫

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・三つの筆名を使い分け、わずか35歳で忽然と世を去った伝説の作家、長谷川海太郎=牧逸馬。
・「中央公論」に連載された代表作を精選。愛好家必読のミステリー百科。
・著者は、1928年、中央公論社の特派員として、1年3ヵ月に及び欧州に滞在。ロンドンでは、中央公論の潤沢な資金を用いて、街一番の古書店にある、あらゆる怪奇事件を伝える資料を買い占めたと伝えられる。
・帰国後、この資料をもとに執筆されたのが、「牧逸馬」名義の代表作となった「世界怪奇実話」である。
・『中央公論』1929年10月号~1933年3月号連載。全33話。1930年~32年に順次書籍化されるが、単行本としては未完。
・本書は、島田荘司氏が、本連載から「ミステリー百科」的要素を持たせたいと14編を精選。1)短篇小説として読める。2)その出来具合、面白さの度合い。3)ミステリー教養的な意味合いで、事件の客観的重要度。以上の観点からセレクトしたもの。
・本書の編集にあたって、各編のタイトルは、事件に寄せたものに一部変更。
・事件の同時代に現地に居合わせた作家によるドキュメントとしても貴重。
・2003年、島田荘司編『牧逸馬の世界怪奇実話』として刊行されたものを改題した。

三つの筆名を使い分けた伝説の作家、長谷川海太郎。一九二八年からの欧州滞在中に蒐集した大量の資料をもとに、「牧逸馬」名義で執筆したのが「世界怪奇実話」である。本書では、ミステリー色を重視して、一四篇を精選。同時代を震撼させた犯罪・事件を克明に描き出す、愛好家必読のミステリー百科。

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