球磨川流域ものがたり 水害、ダム問題に挑む女性たち

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元滋賀県知事・参議院議員として、ダム問題と流域治水に取り組んできた嘉田由紀子さんによる月刊つり人https://tosaku.shop-pro.jp/連載「球磨川流域ものがたり」が大幅加筆を経て単行本化。

2020年7月の豪雨災害をきっかけに川辺川ダムの建設が再び進行しつつある熊本県・球磨川流域。著者らの調査によってダムがあっても犠牲者を救えなかったエビデンスが明らかになるなか、復興に向けて力強く歩みを進める多様な立場の女性たち――水害被災者、旅館の女将、釣り宿の一人娘、リバーガイド、かつて荒瀬ダム撤去を決めた元熊本県知事ら……の生活者視点に、分断を乗り越え将来の治水の在り方を考えるヒントがあった!

本書では6回分の連載に加え、環境保全に取り組み続ける歌手・加藤登紀子さんとの対談からはじまり、『苦海浄土』で水俣病を告発し小説『天湖』で市房ダムと川辺川ダムに思いをはせた昨夏・石牟礼道子さんのまなざしを通じて、ダムによって失われていく人々と川との関係性を整理。

さらに圧巻は、新しい河川政策を提案する第10章。「流域治水」を進めるうえで、知事・政治家として乗り越えてきた壁、現在直面している壁が明かされる。いま、日本各地で河川政策に参画するためのアプローチを考えるうえで、大きなヒントがここにある。

2020年7月4日、線状降水帯がもたらした豪雨は球磨川流域を襲い、50名もの命を奪った。「川辺川ダムを造らなかったから犠牲者が出た」そう語られるようになってしまった現場で、実際に何が生死を分けたのか。球磨川という流域を舞台に、ダム・水害・女性という視点から未来の治水について見つめ直すものがたり。特別対談掲載!加藤登紀子×嘉田由紀子「分断に橋を架け、絶望を希望に!」

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